やれやれ、2021年のイースター後だというのに、未だ世界の金融市場は、2007年のリーマンショックの始め以来、きちんと「清算」することは許されていない。
毎年、次々と企業の財政援助が繰り返され、最近では毎週のように行われているようだ。
先週おこった、1998年のLTCM(Long Term Capital Management)以来最大のヘッジファンドの破綻は、金融市場に波紋を送ることはほとんどなかった。
アーケゴスが誰なのか知らない方も多いのではないだろうか。 それは、 実際に存在したやばいプライムブローカーが資金を提供し、店頭(OTC)のデリバティブを積み抱えたヘッジファンド 投資 賭博場だった。
そして、あっというまに消えた。最後にテーブルに残っていたプレーヤーは、またしても100〜200億を焦がしたのだ。
だがさて、もっとたくさんあるのだろうから、金融市場は単に肩をすくめるだけで済ますのも最もだろう。
アメリカでは、バイデン政権が最新の2兆ドルの「パッケージ」を導入してからわずか数週間というのに、次の2兆ドルがすでに議題としてあがっており、さらにもっと予定されることが約束されている。
現在、米連銀だけでも、財政的な「安定刺激策」として毎月120億ドルを注入している。
米国にとどまらず、誰もがこのマネー創造というたわごとに参加している。下のチャートが示すヨーロッパ市場をみてほしい。
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したがって、誰もが参加、全ての通貨がさらに速いペースで下落し始める場合(インフレとよばれる)、投資家は潜在的なノックオン効果または「体系的な不安定」に備える為の方法や手段を再検討するのが賢明だろう。
過去数千年の間、価値を維持する方法の一つは貴金属に投資することだった。
しかし、最近では貴金属は(ほぼ)記録された歴史において、 投資可能な金融資産に対して、いつの時期でも保有率が低くなっている。
これが、この2021年イースター後のメモが全て金に関するものであるという理由だ。
もう一つの理由は、以下に示すように、通常 Incrementum のチームが発行する「In Gold We Trust」レポートを入手するまでに、いつも年の半ばまで待たなければならないのだが、なぜか今年は彼らの労力の一部を、ありがたいことに先行リリースしたからだ。
以下のグラフの解説が役に立つかどうかは確かでないが、写真は素晴らしいと思う。お楽しみあれ。
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以下のチャートは、ここ数週間の兆単位の創造をうけて、ほぼすでに古くなっている。
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マネーを発行して車輪に円滑油を塗ろう!
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誰がシルバーなど気にするというのか?
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金鉱企業はかなりいいようだ・・・
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ゴールドETFは本当の紙を要求できる・・・
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多くの金融市場参加者が本当の意味または理由に気づいていないないのは、以下のチャートが示すように、貴金属市場において「他の」コモディティーよりもでリバリティブレバレッジが非常に大きいということだ。
中には認識している人もいるが。
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平和あれ。