この数週間の動きについてはお気づきだとは思うが、何らかの「反発」または社会的な「力」が世界中の多くの社会で形成されているのは、正当な理由からだろう。
これまで長くにわたって、なぜ全ての人類が何らかの形で苦しむ必要があるのかという、多くの論議がなされてきたが、単にこう言うことにしよう。
新しいものは実際には古いものであり、何を望むかについては十分気をつけるべきだ。
経済的観点から見て、数十年に渡る経済的不始末に対する現在の社会的反発は必然であろう。
所得と資産の不平等は、いまやひどく明白であり、まるで一部の層は「気晴らし」を煽動したがっているように見え、中央銀行が作り上げた経済の現実からの転送を見せている。
しかし、過去20年間の「無償のマネー」の乱用の例は、あげたらきりがないので、ここではそのうちの一つを取り上げることにしよう。
例えば、企業の幹部役員が、自分たちの会社の利益のために高利回り(ジャンク)の債権を発行して資金調達を容認すること。マネーの目的が、自分が「雇用されている」会社の株を買うこと。これらをみてみよう。
その会社の株が買われ(自社株買い)、株式が上昇する。すでに非常に高い報酬を受けているエグゼクティブのボーナスは、高度に活用されたストックオプションによってさらにターボチャージされることになる。
結果、一部にとっては数千万ドルの現金引出となる。
その会社が、管理を誤ったりその他の外的要因(誰のせいでもない)によって、「くだらないもの」になるかもしれない。
すると、中央銀行のアルファベットスープ購入プログラムが促進し、SPV(特別目的事業体)を介してジャンクボンドを購入する。SPVはこの「ボンド」を含むETF(上場投資信託)を購入するよう設定されたもので、どちらもブラックロックのようなウォール・ストリートの典型によって仲介される。
まるで黒魔術のようのようだが、それも全て良かれとのことだ。
例外になりそうなのは現在、コロナウイルス感染症が起こってからというもの、中央銀行はさらなる行動を起こす実際の「必要性」を感じているようだ。
以下のチャートは最初見たときにはそれほど深く心に止まらなかったのであるが、2004年からの中央銀行の資産の変動を示したものである。
全体的な共同作用よりもさらに驚くことは、このチャートが発表されてから、日本とヨーロッパが この2週間で、それぞれさらに数兆ドルを計上しているということだ。
まったく驚くばかりだ。もしここ過去2週間が含まれていたとしたら、このチャートがどんなにか馬鹿げてみえたことか。さらに見ていこう。
だが、株式市場は上昇してるね?なにも問題はない。再選挙が必要な人がいるようだ。
過去4ヶ月に起こった出来事をうけてもなお、「投資家」は、中央銀行の追い風を受けて、ほぼ過去最高の評定額まで押し上げた。
この世界規模の刺激策の一部として、以下のチャートをみてほしい。ところで、オーストラリアは今のところ10%の範囲にある。それ以外はかの厄介なロシア人を除いては、今まで以上になっている。
そして今、我々が母国と呼ぶオーストラリアのエデンの園は、様々なマウスピースを通して、ゼロまたはマイナス金利を呼びかけている。
オーストラリアの金利についてだが、ヨーロッパや日本よりも少し遅れているがアメリカと同期しているというのは素晴らしいことではないか?
現在の貯蓄で得るわずかな手当てよりも、より広い経済状況における「不」動産劇が示唆する決死のシグナルについてもっと関心をもっていただければと思う。
先に述べたように、新しい話ではない。
以下は1934年にシカゴ・トリビューンにて最初に公開されたものである。
最後に、すべてを根拠として、IceCap Asset Management の1ページの解説は共有するに価値があると思っている。